飛紅真の手紙

フェミニスト&ワーママブロガー、自然、アート、社会問題を綴る。

<前編>親離れ子離れのきっかけになる実家の断捨離

いまから6年前に実家の断捨離を決行したのですが、いま思えば親離れ子離れの重要なきっかけだったな、と思います。大学卒業後すぐ実家を出て表面的には自立したとはいえ、実家を倉庫代わりに自分の荷物を当然のように置いていた私。子どもの頃からの荷物を段…

日本版性暴力対応看護師とジャニーズ事務所性虐待問題

ジャニーズ事務所性虐待問題は、日本版性暴力対応看護師(SANE-J)の資格を取得し、これから活動していこうとする者としては黙っていられず、ブログで意見を述べてきました。 1.「性加害」という不透明な言葉 私は今回の問題について意見を述べるとき、必…

ジャニーズ性虐待問題から露呈した低すぎる日本の人権意識

ジャニーズ事務所の2回目の会見から、性暴力に対する甘さ、低すぎる人権意識が露呈し、改めて失望しました。 それは以下の理由からです。 1.事務所・メディア・スポンサー企業には全容解明する意思が見えない 「全容解明しないのか」という記者の質問に、…

原稿なしでプレゼンテーションや研修講師ができるようになった道のり。

5年ほど前まで私は、プレゼンや研修講師の際には原稿を手放せませんでした。 いま思えば、「大切なことをちゃんと相手に届ける」ということよりも、 「完璧にやり遂げたい」⇒カッコよくいたい、デキると思われたい 「あれもこれも伝えたい」⇒欲張り、自分本…

精神科病院という負の遺産をぶっ壊したい

私がなぜ民間の精神科病院で働き続けるのか。それは、「負の遺産」である精神科病院に依存した精神医療をぶっ壊したいからです。 1.民間精神科病院で成り立っている日本の精神医療の現状 日本は、精神病床数(精神科のベッド数)は世界一多く、長期入院も…

年賀状、手紙、名刺、連絡先、SNSの断捨離。

これまでの人生をふりかえると、私は節目節目に人との関係性の問い直しをしてきた自分に気づきます。 1.形に残らなくても大丈夫 昨年は小学生時代からウン十年続けてきた年賀状をとうとう終わらせる「年賀状じまい」をしました。 これは年賀状を大切にして…

トランスジェンダーを描く『ミッドナイトスワン』から考える、社会的弱者の立場を「わかる」とは自分の中の当事者性に気づくこと。

「私って気持ち悪い?」「何で私が!」「何で私ばっかりこんな目に遭わなきゃいけないの・・・」 これは、トランスジェンダー女性(MtF(male to female=男性性から女性性へ)を描く映画『ミッドナイトスワン』でホルモン治療に苦しみながら、むせび泣く主…