飛紅真の手紙

自然、アート、社会問題を宛てもない手紙のように綴る

2023-01-01から1年間の記事一覧

海外に性的人身売買された少女たち「からゆきさん」。『サンダカン八番娼館』を読んで家族や社会の犠牲になった女性の生き方を考える。

からゆきさん。 「唐行きさん」=外国(唐天竺)に働きに行く意味で用いられた九州の言葉。 江戸末期から昭和にかけて、海外に性的人身売買(売春や性的搾取が目的の人身取引)されてきた多くの女性たちがいたことを、1冊の本をきっかけに知りました。 新装…

ラベンダーティーツリー(ロザリーナ)を植えて畑の水はけ改善&芳香蒸留水をつくりたい

新居のシンボルツリーとして「ラベンダーティーツリー」を2年前に植えました。 引き渡しに合わせハウスメーカーが1月に植えたところ、大寒波の影響で2週間ほどで枯れてしまうという経験をしました。 暖かくなった4月に植え直してもらったところ、無事に根付…

ジャニーズ事務所の性虐待問題。子どもを性暴力から守るために性暴力被害者支援看護職(SANE)として考えたこと

20年以上前からジャニー喜多川氏の性暴力については、「週刊文春」の報道や実名での告発本の存在などで、私自身は認識していました。 しかしながら、勇気ある被害者の告発があっても、TVや新聞が全盛期の時代、週刊誌と告発本以外に大きく取り上げられること…

自然農畑の水はけを考え始めたら知った、「土中環境」が山と川の循環につながっているという驚愕の事実。

ここ2週間、ずっと畑の水はけ改善を考え続けたどり着いた、環境再生医である矢野智明さんの「大地の再生」手法。 その影響を受けた高田宏臣さんの「土中環境」という、さらにわかりやすい環境再生の手法に出会いました。 何だろう・・・自然農を始めたこの3…

自然農の家庭菜園、地中の巨石を撤去して「大地の再生」手法で水脈が完成。

地中にずっと埋まっていたであろう巨石を業者に撤去してもらいました。 前回の記事はコチラ。 www.hikoushin.com Before ↓ ↓ ↓ After ↓ ↓ ↓ 配線なども出てきたようで、昔の農機具の残骸が埋まっていたのではないか?と。 昔の地図をさかのぼっても、 地主さ…

「大地の再生」手法を施して判明。家庭菜園の水はけが悪いのは驚きの原因だった。

「大地の再生」手法を施してから初めての雨を迎えワクワク。 水はけ改善の効果が如実に表れるからです。 「大地の再生」を施した過去記事はコチラ ↓ ↓ ↓ www.hikoushin.com 道路に水たまりができるくらいかなりの雨が降りました。 家庭菜園を水はけ具合をの…

自然農3年目。家庭菜園の水はけをよくする「大地の再生」は驚きの手法だった。

自宅の庭で自然農の家庭菜園を始めて3年目。 始めた当初から、畑の水はけ、排水改善が課題でした。 2022年5月14日撮影 ↓ ↓ ↓ 雨が降ると、畑の畝間や額縁明渠の排水が悪く水が溜まってしまうだけでなく、 さらには、お隣さんとの境界はフェンスだけで地続き…

「3年間で絵本読み聞かせ1万冊」を始めて1年が経過して感じた、やりたいことを習慣化する秘けつ。

「3年間で絵本読み聞かせ1万冊」を始め、早くも1年が経過。 www.hikoushin.com 2022年3月12日に開始して現在3839冊読み聞かせました。 1年間継続できた=「習慣化」できた工夫がいくつかあります。 1.成果を見える化してモチベーションを高める 2種類のア…

自然農3年目、スナップエンドウとサヤエンドウを園芸ネットなしで楽に育てる

自然農3年目の家庭菜園では、労力や費用といった余計なコストをかけず野菜が最低限収穫出来ればいいな、くらいでゆる~くやっています。 畑仕事は基本、週末だけ。 雨だったり仕事や子どもの行事があると2週間に1度なんてこともあるので、 「手がかからなく…

自然農で家庭菜園3年目に突入!めんどくさがり屋な私でもほったらかし気味に続けられる秘けつ

「耕さず、肥料や農薬を用いず、草や虫を敵としない」農法である「自然農」を自宅の庭で初めて3年目に突入しました。 自分のこだわり以外はどうでもよく、面倒くさいことが大嫌い、という極端なところがあり、 草取りをどっちがするかが喧嘩の種になるほど、…

新車の納車が絶望的なのでトヨタ認定中古車を購入したら予想以上だった話

12年目の愛車が残念な状態で、すぐにでも車を乗り換えたい気持ちで、3か月前から新車購入の検討を開始。 www.hikoushin.com 調べれば調べるほど、半導体不足やウクライナ戦争の影響で新車の納車が6ヶ月~2年という前代未聞の状況だと知りました。 新型プリウ…

急性胃炎になって気づかされたストレスの限界サイン。

多重課題のプレッシャーから、年度末にとうとう急性胃炎を発症しました。 8月頃より看護雑誌への記事執筆、学会発表、外部講師、虐待防止プロジェクトチーム参加、性暴力被害者支援看護職(SANE)養成プログラム、向精神薬についての書籍共著など、 普段の仕…

性暴力は他人事じゃない。「レイプ神話」を知って性暴力を自分ごととして考える。

「レイプ神話」って知っていますか? 性暴力に対する「誤解や偏見」「無知」のこと。 性暴力は「なかったこと」「自分には関係のないこと」にされやすいという特徴があります。 性暴力被害者支援看護職の立場から、 ・性暴力とは何か ・レイプ神話 ・二次被…

性暴力被害者支援看護職(SANE)になって決意したこと

精神科を受診される方の中には、性暴力被害後のトラウマを抱え、長期にわたり苦しむ方が多くいます。 性暴力の被害者や加害者を生まないためにはどうしたらいいのだろう? 一人でも性暴力に苦しむ人が減るために自分には何ができるだろう? と考えた結果、性…

「子どもの自殺」をテーマにした絵本を読み聞かせて感じた「わからなさ」を丸ごと受け入れることの大切さ

「自殺」をタブー視せず向き合い、「なぜ子どもが死を選んだんだろう?」という「わからななさ」を伝えたいと思い、自殺に関する絵本を読み聞かせました。 『ぼく』↓ ↓ ↓ 闇は光の母 (3) ぼく (闇は光の母 3) 作者:谷川 俊太郎 岩崎書店 Amazon 楽天ブックス…

宮西達也原画展で考えた、大人が泣いてしまう絵本のド直球なメッセージの強さ。

絵と言葉がセットになると、逃げも隠れもできないほどメッセージ性も説得力もめちゃくちゃ最強になるなぁと、宮西達也さんの絵本を通じていつも思います。 宮西達也さんの絵本を読み聞かせると、親のほうがボロボロ泣いてしまうという現象は私だけではないと…

共働き家事育児分担、夫婦で完全に半分にするのは不可能じゃない。

共働きの我が家は、家事育児は完全に半分,平等です。 結婚前から家事育児完全分担を目指し、10年維持し続けてきました。 1.独身時代から私の考えは揺るがなかった 思えば、独身時代から「家事育児ができない人とは結婚しない」がポリシーで、周りにずっと…

化粧水・乳液・化粧下地・ファンデーションを使わずにメイクする

やらないと決めたら心も身体も解放された話~その3~ 基礎化粧、化粧下地、ファンデーションは塗らずにメイクする 20代から、化粧水・乳液で水分と油分を補っても意味がないと考える派で、美容液のみ使ってきました。 しかし2022年になって、長年愛用してき…

離乳食は作らないで市販品を買うと決めたら育児が楽しくなった

やらないと決めたら心も身体も解放された話~その2~ 離乳食は作らないですべて市販品にした 離乳食作りって、地味に苦痛だなと思っていたのは私だけでしょうか? 私は長男のときに本当に苦痛で仕方ありませんでした。 乳児検診で栄養士さんが行う離乳食教…

鍋もフライパンも使わずにヘルシオとホットクックで時短料理が楽すぎる

やらないと決めたら心も身体も解放された話~その1~ 「あれもこれもしたい!」「完璧にしたい!」と欲張りな私でしたが、子育てと仕事の両立が始まってからはキャパオーバーなことは思い切ってやめてきました。 自分にとっての優先順位を厳選して、「やめ…

「支援者は当事者にはなれない」支援者が忘れちゃいけないこと

私が精神科の看護師になって、精神障がいをもつ人を支援しながらずっと抱いてきた感覚があります。 それは、当事者の苦悩や傷つきを本当にはわからないという歯がゆさであり、そんな支援者の存在が彼らの回復の邪魔になることさえあるという、存在意義のなさ…

看護師の転職にひそむ「セルフネグレクト問題」

従業員の犠牲の上に成り立つ「ブラック企業」ならぬ「ブラック医療機関」で、苦しむ看護職(看護師・准看護師・助産師・保健師)は多く存在します。 常に「売り手市場」の看護師は多くを語らずして退職するため、ブラック医療機関は体質改善しないまま存在し…

自分のことを自分で決められる自由があるって素晴らしい 北朝鮮帰国事業から考えたこと

自分のことすら自分で決める権利がない社会が存在します。 そんな社会にもし自分が生まれたら、どう生きるだろう?逃げるのか?生き延びるのか? 北朝鮮の帰国事業によって離散した家族のドキュメンタリーを観て、涙が止まらなかった私。 ニュースや教科書で…

シュルレアリスム画家展でやりたいことを貫く生き方を再考する

1人のシュルレアリスム画家の人生をたどる美術展に行き、「やりたいことを貫く生き方」を目撃しました。 第一次・第二次世界大戦という、自分の意思が全く通用しない不条理な時代を生きたのに、自分のやりたいこと=芸術を見つけて、それを死ぬまで貫き通し…

12年目の愛車。自分にとっての価値を考えてみた

初めての新車購入から12年目に突入します。走行距離は10万6千㎞弱。特に故障もなく、大きな事故もなく、調子のいい状態でここまで来ることができました。 車には全く詳しくないため、半年に1度のディーラーメンテナンスを欠かさず行い、大切に乗ってきました…

マイ・ブロークン・マリコとトラウマインフォームドケア

胸をわし掴みにされ、離してくれないような映画と出会いました。 マイ・ブロークン・マリコ 永野芽郁 Amazon 『マイ・ブロークン・マリコ』 監督:タナダユキ 原作:平庫ワカ 偶然アマゾンプライムで流れたCMで、暴力を受けたらしき女性をめぐる物語と知り検…

「女性とはこういうもの」と女性を自縛し苦しめているセルフスティグマ

私たちの暮らす日本で、女性たちの「セルフスティグマ」はいまだに根深いと思います。 「セルフスティグマ」は、自らに烙印を押すこと。スティグマを内面化すること。烙印って、昔でいう罪人や奴隷、家畜などに押された焼印が語源。 人種差別、障がい者者別…

図書館と書店とKindleを使い分け、自分のライフスタイルに合った読書を実践。

私は図書館が大好き。 「絵本読み聞かせ3年間で1万冊」を始めてからというもの、 図書館に1週間に1回、最低でも2週間に1回は子どもと図書館に通うようになりました。 中学時代・高校時代に図書委員になったこともありましたが、 むしろ社会人になってからの…

子どもの「自分で生き抜く力」を育てるために絵本読み聞かせ1万冊を始めてみた

2022年3月12日から「3年間で絵本1万冊読み聞かせ」を始めました。 2023年1月6日現在で、2882冊。 3年間で1万冊だと毎日平均して15冊読み聞かせることが目標。 読み聞かせの記録は「目標継カレンダー」アプリを使用。 絵本読み聞かせ1万冊を始めたきっかけ 20…

自分の気持ちを優先すること、自分自身をもてなすこと。

2022年はいろいろな断捨離に取り組んだ1年でした。 囚われを解放できたことで、自分が何を優先したいのかが見えてきました。 過去記事はこちら ↓ ↓ ↓ www.hikoushin.com 囚われから解放できたことと同じくらい大切なこと。 それは、他者から大切にされるかさ…