飛紅真の手紙

自然、アート、社会問題を宛てもない手紙のように綴る

ボーダー。



             ある秋の日の午後。


             中庭で、

            
             患者さんと絵を描いた。


             ふと、目にとまったのが、
 
 
             フェンス越しのバラ。

 
            風にゆれて 午後の木漏れ日の中、


             凛と咲く。


             届きそうで届かない、

            
             何かに似ている。

            
             フェンスの向こう側とこちら側。

 
             どっちだろう?と 

            
             そんなことを思いながら。 


            

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