最近、実践していること。
「断捨離」。
人生の過渡期にいるからこそ、の。
「人生の大そうじ」なんて言われる。
年末の大掃除はいまいちだったけど、
最近になって、いろ~んなものを「捨」てた。
断捨離(だんしゃり)とは、物理的・精神的な意味で、
自分にとって不要な対象を切り捨てて身軽になって、
シンプルなライフスタイルを目指すこと。
もともとは、外から不要なものが入ってこないようにアクセスを断つ「断行」、
身の回りの不要なものを捨て去る「捨行」、
不要な執着から離れて精神的に自由である状況を生む「離行」
というヨガの用語を元に、ヨガ・インストラクターをしていたやましたひでこ氏が生み出したキーワードである。
NHK番組クローズアップ現代で、とってもいい言葉があった。
http://
(Abstract)
「現代社会っていうのは、普通に暮らしていると、だんだんと自分っていうものが大きくなるっていう、そういうメカニズムになっている。
自分が大きくなれば、現実とのギャップに苦しむという事態に陥る。
また、現代人は放っておくといろんな物を抱え込んでしまう。
どんどん過剰になって、極端になるものだから、どこかで整理をしないことには、生きていくのはしんどいっていうようなことになる。
どうすれば何かをゲットできるかっていう知恵よりもむしろ、
要らないものを捨てるとか、あるいはあきらめるっていう、そちらのほうが今、必要な知恵という感じがする。
みずから進んであきらめる、捨てるという選択をする。
<やむなく>じゃなくて、みずから選ぶということではないか。」
う~ん、やられた。
現代人の心性といってもいい、「過剰」であるということと、
「実存的空虚」との関連はとっても大きい。
モノ・人・情報などは「過剰」なのに内面は「空虚」だったりする逆説的な現象を呈していまいか。
外側から、どかどか入ってこられる人生なんてごめんだ。
自然や社会から与えられるだけ与えられてるのに、大切なことに気づけず不満ばかり吐く人間は大きらいだ。
私は「みずから選ぶ」自律的な人生を送りたい。
・・・断捨離の背景に横たわる根本的な問題は深かった。
大好きな現代美術家イチハラヒロコのランゲージアート。
これも断捨離?(笑)
