飛紅真の手紙

自然、アート、社会問題を宛てもない手紙のように綴る

戸隠蕎麦とのオオシラヒゲソウ

旅の記録、続いては・・・

 

8月下旬に長野は戸隠村と、戸倉上山田温泉に行ってきました

 

 

戸隠は行きたいと思いつつなかなか足が伸ばせなかった場所。

いざ行ってみると、とても半日では回りきれない、神社あり大自然あり、の素晴らしい場所

野鳥の聖地でもありますね

 

前回の上高地・乗鞍が結構きつかったので、今回は目的を絞り、体調を考えて、

戸隠そばの名店を訪れる&温泉でゆっくりする、としました

 

 

戸隠そばの一番人気といえば、『うずら家』らしいので、

並んでみましたが、回転の良いはずのそばにもかかわらずすごい列で、周辺を散策しながら結局2時間待ちました・・・

 

 

しかしこれが美味

そばの良し悪しはあまりわからんだろうと思っていたけど、こんなおいしいそばは初めてといっても過言ではないでしょう。

 

のどごし、歯ごたえ、コシ、何もかもが絶妙でした。

そばつゆに付けず、そばだけでも美味しい

(長時間待った効果、ネームバリューなどを割り引いても)

 

戸隠そば2

 

 

戸隠そば

 

 

 

戸隠では、さらにうれしい発見

周辺を散策していると、見たことのない花と出会いました。

 

暗い林床の渓流沿いの岩肌に、ひっそりと咲く数輪が。

 

オオシラヒゲソウ2 (640x428)

 

 

お土産屋さんで戸隠花図鑑を探し、調べてみると、オオシラヒゲソウでした。

本州~九州で広く見られるシラヒゲソウの変種で、秋田県から兵庫県の日本海側に分布し、山地の日の当たらない湿った場所を好んで生えるそう。

 

花弁の縁が糸状に裂ける様子を白髭に見立ててこの名前がついたとか。

パッと見は、ガガブタかカラスウリの花のような花弁の細かさ。

 

 

オオシラヒゲソウ (640x428)

 

 

また、シラヒゲソウでさえ長野では都道府県レッドデータで絶滅危惧種Ⅰ類に指定されている(オオシラヒゲソウは分布なし、となっている)とあって、

変種オオシラヒゲソウは長野ではかなり珍しい・・・

新潟にほど近い戸隠では見ることができたのかもしれません。

それもそのはず、山梨では見かけないはずです。

 

 

戸隠の植生に興味がわいてきたところで、温泉地に向かいました。

愛読書である温泉チャンピオン郡司勇の本に書かれた、戸倉上山田温泉二種の源泉の湧く旅館にしました。

 

二種類の色の異なる源泉が隣り合った湯船はとても珍しいとのことです(携帯画像ですみません↓)。

千曲館 大正ロマン風呂

 

 

 

白骨温泉ほど強烈でない単純硫黄泉がとても気持ちよく、素晴らしい泉質の温泉地でした

過去に渋温泉、野沢温泉と、外湯めぐりも経験していますが、長野は本当に日本屈指の温泉大国と実感です。