飛紅真の手紙

自然、アート、社会問題を宛てもない手紙のように綴る

蕎麦発祥の地は山梨だった

山梨県は甲州市大和町にやってきました。

旧大和村は日本の「蕎麦切り発祥の地」らしく、県民ながら知りもせず過ごしてきました。

 

梅雨明けしたこの日、暑いので蕎麦発祥の地で美味しいそばを探し求めてみることに。。。

 

 

大和村は渓谷があったり温泉があったり登山できたりで、キャンプ地にもなっているよい避暑地。

武田氏終焉の地、としても室町時代から歴史の深いこの地。

なにやら蕎麦の発祥とも関連がありそうです。

 

お蕎麦屋さんは何軒かあるようですが、雰囲気の良いこのお店で。

 

 

 

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お品書きを広げると、蕎麦のいわれが紹介されていました。

 

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蕎麦が日本に伝来したのは奈良時代以前だそうですが、当時はまだ脱穀した蕎麦の実を雑穀とともに煮て食べたり、蕎麦粉を練った蕎麦がきの形態。細かく切って麺(=蕎麦切り)の形態で食べるようになったのは室町時代からのようです。

 

天目山栖雲寺参拝者のために現在のお蕎麦の形態が提供されていたんですね~。

他に、蕎麦切り発祥の地として、“中山道本山宿説”や“木曽・大桑村の定勝寺説”があるらしいですが、

“天目山栖雲寺説”とともに、いずれも確実に断定はできないようで。

 

ですが、室町~江戸時代から、この地で日本人は蕎麦を食べていたんだなと思うと、なんだか感慨深くもあり。

 

 

 

 

 

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一日20食限定の特せいろ。十割そばで、歯触りはやさしくしっかりとしたお味。

 

 

甲斐大和はマイタケが特産物だったりするのですが、天ぷらがお品書きにない

 

 

 

ということで、天ぷらを求めて天目山温泉へ。

お塩でいただくマイタケといんげんの天ぷらは、素朴で美味しい~

旦那さんは昼間からビールを。。。

 

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せっかくなので、蕎麦切り発祥の、天目山栖雲寺へ行ってみることに。

 

立派な石碑が立っておりました。

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お蕎麦の良し悪しは難しいですが、その土地を知り、歴史を知って食すことで、

何倍もの味わいが感じられるような気がしました。。。