8月4日。
長野県は木曽駒ヶ岳に行ってきました。
お目当ては、千畳敷カールの高山植物のお花畑。
千畳敷カール周辺には夏は高山植物が咲き乱れ、38科96属128種が確認されているそうです。
千畳敷カールとは、中央アルプス宝剣岳の直下に広がる標高2600mの氷河地形。
山登りをしなくても、通年営業しているシャトルバスと駒ヶ根ロープウェイで一気に2600mまで昇ることができます。
中央アルプスは日本の山脈の中では最も新しく、まだ浸食が十分進んでいないことから急峻な地形。
9~5万年前に氷河期に入り、山は万年雪に覆われ、氷河が流れた。1万5000年前に氷河は消え、U字型に浸食されて、
お椀を半分に割った地形ができた。これが千畳敷カールである。
<典拠>林芳人(2002):中央アルプス駒ケ岳の高山植物
8月上旬でしたが、半袖でもトレッキングできる気候です。
空気は薄いとも感じず、歩くことができます。
周遊コースも整備されています。
天気は良かったのですが、雲が流れるのが早く、一気に曇りに。すると少し涼しくなってきます。
まず現れたのが、ゴゼンタチバナ。
亜高山帯を主な生育地としています。
ミヤマアキノキリンソウ。
低地のアキノキリンソウの高山型。2600mはもう秋なんですね。
コイワカガミ。
現れました。ハクサンイチゲの群生。
高山帯に来たという感じがします。
カール上部の草地にシナノキンバイの大群生が広がっています。
宝剣岳とシナノキンバイの大群生。
まさしく高山帯の花畑、といった見事な風景です。
千畳敷カールのお花畑レポート、まだつづきます。。。