飛紅真の手紙

自然、アート、社会問題を宛てもない手紙のように綴る

秋の蝶たち

9後半~10月前半

お気に入りの高原で会うことのできた美しい蝶たちをご紹介します。

 

 

まずはいきなりド派手なコチラ。

クジャクチョウ(geisha)

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羽根の裏はほとんど真っ黒で、せわしなく飛ぶのでカメラで捉えるのが至難の業。

クジャクチョウは結構な確率で地面に止まるので、羽根を広げたらシャッターチャンス。

8~9月に羽化して成虫のまま越冬し、春に産卵します。

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ツマグロヒョウモンのメス。

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コチラのメスは、一回り大きいカバマダラに擬態しているそうで、

息子の昆虫図鑑を引っ張り出して見ると、よく似せています。

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ヒメアカタテハかな?

アカタテハにとてもよく似ますが、後翅の色で見分けます。

後翅の写真は残っておらず。

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シータテハ

エルタテハと悩みましたが、翅表に白い斑紋がないので、おそらくシータテハかな。

シータタテハの後羽根にはローマ字のCの字が、エルタテハの後羽根にはLの字があるそうです。

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う~ん・・・これはヒョウモンチョウ属ですが、特定できず。

種類が多く見分けるのに一苦労な蝶です。

色素が薄いので、メスだろうか・・・

翅の一部が欠けています。DSC_0877 (800x535)

 

 

そして、シシウドの茎にキアゲハの幼虫を発見。

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お見事なほどの派手派手な見た目。

鳥に対する警戒色のようです。

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幼虫の食草はシシウドなどのセリ科植物です。

さなぎの姿で越冬する蝶です。

 

 

高原を後にして、林道沿いではノリウツギに止まるアサギマダラを発見。

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10月になっても、ヒラヒラと舞っています。

そろそろ秋も半ばとなり、気温の低下とともに南方への渡りの準備で、標高を下げてきているのかも。