飛紅真の手紙

フェミニストで精神看護専門看護師ブロガー、自然、アート、社会問題を綴る。

離乳食は作らないで市販品を買うと決めたら育児が楽しくなった

やらないと決めたら心も身体も解放された話~その2~

 

離乳食は作らないですべて市販品にした

離乳食作りって、地味に苦痛だなと思っていたのは私だけでしょうか?

私は長男のときに本当に苦痛で仕方ありませんでした。

乳児検診で栄養士さんが行う離乳食教室とか、何十年も変わってないですよね。

どんなに神経質に食品を選んで丁寧に作っても、

雑菌が入って不潔になったりとか、

栄養バランスが崩れたりとか、

子どもが食べてくれないとか、

解凍、あたために失敗すると捨てる羽目になるとか、

小さな保存容器を洗うのも手間がかかるとか・・・

労力の分、報われなさが半端ない。

期間限定とわかっていても、あの生産性の低さはどうにも受け入れられませんでした。

そして、作ろうが買おうが子どもは元気に育つんですよね。

 

これは4年前のお話ですが、離乳食は作らないと決めたら、

「1人目のあの大変さは何だったのだろう」と恨めしく思うくらい楽でした。

 

第2子は妊娠・出産が壮絶だった分(前置胎盤で妊娠5ヶ月で出血し入院、8ヶ月で出血・破水し早産)、育児は科学的に考え楽しもうと腹を決めました。

離乳食は自分で調理し保存するのではなくすべて市販品にする「買う離乳食」にしましたが、

何の問題もなく1608gの早産児は元気に成長し、ただいま4歳です。

 

育児にも生産性があるのだと目から鱗が何十枚も落ちました。

正直、共働きで第1子のお世話もして離乳食を作っている時間も体力もありません。

夜泣きや授乳で慢性的睡眠不足なので、そんな余裕があるなら少しでも寝たい。

いまとなっては時々思い出しては大笑いするような笑い話ですが、

2人目は完全母乳で育てていたため(1人目の母乳・ミルク混合の時は哺乳瓶洗いが苦痛だった)、

夜間授乳や夜泣きのために寝不足と神経過敏だったのか、夜中にリビングの方で物音がした気がして飛び起き、

目の錯覚なのか寝室のドアノブが回った気がして、

「泥棒が入ってくる!」と夫を起こし、一人でドアノブが開けられないように一生懸命内側から押さえた・・・

しかも夫もねぼけていたのかボックスティッシュの箱を武器にリビングの方を確認しに行った)

なんてことがありました。

 

「離乳食は作って当たり前」なあの世間のプレッシャーが本当に嫌いでした。

そして離乳食作りってほぼ100%母親ですよね。

「お母さんの役割です」みたいな見えないプロバガンダ(宣伝)があるんじゃないかっていうくらい。

家事育児完全分業の我が家ですら1人目の時には私の役割でした。

 

離乳食をつくらない決断ができた、そして育児が楽しめるようになった、この本が私の救世主となりました。↓ ↓ ↓


 

だからか、海外製品の方がオーガニックやライスシリアル(おかゆ)も豊富なので通販で取り寄せていました。

そして、日本の離乳食のおかずのレパートリーの多さ、メーカーによっても特徴があっておもしろい。

アカチャンホンポや西松屋、バースデーに通っては選ぶのも楽しかったです。

 

海外製品にはオーガニックが多いことも改めて感じました。

米国メーカーのEarth's Bestのオーガニックのライスシリアル(お粥)は、お湯で溶くだけ!楽すぎでした。

10倍粥とか生米から炊かなくていいんだ~と感動。

他にも、「オートミール(オーツ麦)」「マルチグレイン(雑穀)」というのもあって、

海外では普通に離乳食としてあげているんだな~と新たな発見。

ドイツメーカーのHolleの瓶入りピューレも選ぶのが楽しくて個人輸入していました。

リンゴ、ニンジン、牛肉、梨など1種類のものから、数種類のフルーツなど、種類豊富で、離乳食スタート期に助かりました。

中でも、「パースニップ」(白ニンジン)というのもあって、

日本にはない野菜が離乳食として普通に食べられている食文化の違いもおもしろかったです。

 

「離乳食買ってるの?」

「市販品なんて添加物とか大丈夫?」

「市販品なんて味付けが濃くない?」

なんて横やりが入ってきそうですが(特に頑張って作ってた世代から)、

すべてベビーフードメーカーは研究しています。

働く子育て世代のために用意されたテクノロジーは使うべきだと思うのです。

やってみると案外なんてことなかった、ということは多いものですね。