水切れによって枯れたのか?それとも冬の寒さによる影響なのか?3月の雪と冷え込みで、葉の色が急激に薄くなり葉が落ちるようになりました。
1.ラベンダーティーツリーに3日間水やりを続けた結果
根元の霜・凍結対策としてビニールで覆っていたことによる「水切れ」「水枯れ」を疑い、3日続けて1~2時間かけた水やりを実行しました。
その結果はというと・・・
あら~~~。下葉を触るとポロポロと落ちて、すっかり葉が無くなってしまいました(泣)。
上部の葉も揺らすと相当落ちるようになりました。
葉が全部落ちてしまったわけではありませんが、水やりを始める前よりも葉が落ちやすくなったような気が・・・。
全体が茶色くなってしまっているわけではありませんが、強風に吹かれたことで枯れかかった葉もだいぶ落ちてしまいました。
2.葉が落ちる症状は「水切れ」「水枯れ」だけじゃないかも
ネットでオージープランツの販売店や個人のブログを検索しまくった結果、葉が落ちる症状は「水切れ」「水枯れ」だけが原因ではないことが分かってきました。
・新しい場所に植えられてまだ順応しておらず、そこに寒波や冬の寒さに当たったショックで一度に葉を落としている
・北風や霜に当たると弱ってしまうが、完全に枯れているわけではなく春になると新芽が出てくる
・ある意味「落葉」して新芽に入れ替わる
・・・という、冬の寒さの影響が原因としてあるようです。
植え付け1年目の冬に葉が全部落ちてしまい、「全滅したか?」と思っても、気温が上がってくると新芽が出て完全復活している個人ブログが散見されました。2月頃、葉が変色したり落ちたりする人が多いようでした。枯れたと思っても、諦めずに冬でも水をあげ続ければ復活することが多いようです。
あまりの寒さにあたったとか、あまりに水やりをせずカラカラに乾いてしまったとかで、「完全に枯れたかどうか」を判別したい場合にには、枝を切って断面を見たり、枝の側面を削ってみると判別できます。
「茶色」で水分がない⇒枯れている✖
「白色」「黄緑色」「緑色」でみずみずしい⇒生きている◎
小枝を切って断面を見てみると・・・
枝が完全に枯れている場合には剪定しておくと、刺激されて春に新芽が出て来るそうです。
どんなに根元の霜・凍結対策をしても、全体が北風に吹かれたり低温にさらされると弱ってしまいます。しかし、根が枯れていなければ復活する可能性大。諦めずに春まで(いや、もう春だけど・・・)様子を見ながら冬でも水やりを適宜続けることが大切と学びました。また最近雨が少ないのでね。
日本という地球の反対側に植えられてしまったラベンダーティーツリー。びっくりして弱って当然ですね。植物の適応能力や生命力に賭けたいと思います。何とか葉を落として耐えて生き延びようとする戦略なのかも。
3.シルバーティーツリー(レプトスペルマム)はというと・・・
3年目のシルバーティーツリー(レプトスペルマム)は、雪や寒波そっちのけで元気そのもの。̠冬には葉の色が一部赤くなる性質のようで旺盛。葉が落ちるということは全くありません。
氷点下にならなければ根元のビニールも解放して降雨だけに任せていますが、防寒対策の幹巻きはまだ外していません。
3年目の冬ともなればびくともしないようです。レプトスペルマムはメラレウカと別種だからか寒さに強く、1年目から雑草&稲わらマルチだけでしたが数回の雪にも耐えていました。
枝や葉が旺盛なのですぐ樹形が崩れ、夏場の剪定が欠かせません。香りもしないしアロマオイルも採れないし花も地味ではありますが・・・育てやすさは抜群なのです(笑)。
4.個人ブログが一番役に立つ
こういう時って、「ティーツリー(メラレウカ)」「育て方」で検索しても、浅~い基本知識しか紹介していないサイトが多いので、個人ブログで「枯れてきた」という報告からその後どうなったのかを経時的に追っていくのが一番参考になります。
個人ブログって本当に素晴らしい。二人目出産は前置胎盤で早産でしたが、安静を強いられた生活の中で毎日毎日「無事に生まれるのか」を神にもすがる思いでネット検索し続けていました。結果たどり着いたのが、何人かの見知らぬ人の個人ブログでした。その人たちの経過を追うことで本当に救われ、一般的な医学知識よりも個人の闘病記や体験談こそが当事者にとっては最も有益なんだ!!と痛感しました。記録には誰かを救う価値があるのです!!
そういう意味では、ティーツリーの栽培記録もお恥ずかしい失敗談や試行錯誤の結果をしっかり残しておき、見知らぬ誰かの参考になれば、「(寒いの苦手だけど)この冬、頑張った甲斐もあるかな」と思えます。
ティーツリーの過去記事はコチラ ↓ ↓ ↓
こちらの書籍を参考にしています ↓ ↓ ↓
遠藤昭著:『はじめてのオージープランツ図鑑』