飛紅真の手紙

フェミニストで精神看護専門看護師ブロガー、自然、アート、社会問題を綴る。

2016-01-01から1年間の記事一覧

青木ヶ原樹海で絶滅危惧種コアツモリソウに出会う。

~樹海ランレポート最終編です~ 樹海の林道を進んでいくと、明るい林床にいきなりパッと(ニョキッと)現れたのが、サカネラン。 何気に、環境省絶滅危惧種Ⅱ類(VU)に指定されている、ラン。 サカネラン(坂根蘭)は、根が上向きに伸びる性質から命名さ…

富士の樹海でラン散歩、絶滅危惧種ジガバチソウに出会う。

樹海の中でどこまでも林道は続いてゆきます。 細い林道は県道だそうです。富士登山道も県道ですね 樹海の中では、こ~んな大きな穴があちらこちらでぽっかり開いています。 ごつごつした表面をもつ筒状の空洞がいくつもみられます。 写真ではわかりづらいで…

立ち入り禁止の青木ヶ原樹海に環境省認定ガイドと行く絶滅危惧種探し

山梨県は青木ヶ原樹海でラン科の観察会に参加してきました。 青木ヶ原樹海は西暦864年に富士山が噴火し、剗の海と呼ばれる広大な湖を分断して、 現在の西湖、精進湖、本栖湖を形成した広大な原生林。樹海の歴史は1200年というまだ若い原生林です。 「富士山…

準絶滅危惧種サンショウバラとの再会

梅雨の晴れ間、林道を車で走っていると、脇の雑木林にひときわ目立つ花をつける低木を発見。 なぜこんな雑木林の中にこんな目立つバラが?と自宅で調べてみると、野生のバラ、サンショウバラだった。 薄紅色の大輪の花が美しい。 花の雰囲気は一見するとバラ…

乙女高原すみれ観察会③スミレづくし~

乙女高原スミレ観察会レポートの最終回。。。 乙女高原の草原コースでは、ふかふかな枯草の中に、フデリンドウがたくさん咲いていました。 なんとも乙女チックな風景 大窪山に向かう林道沿いには、サンリンソウのいくつかの群生が さらにはワダソウの小道が…

乙女高原スミレ観察会②シロバナサクラスミレとの出会い

乙女高原スミレ観察会のつづき。。。 ガイドさんに、このあたりに毎年シロバナサクラスミレが見つかっています、と教えていただき、 枯草が敷き詰められた林床を周囲を注意深く見渡すと・・・ あった ものすごい存在感とともに、白い女王はそこに君臨してい…

乙女高原スミレ観察会①スミレの女王がいっぱい~サクラスミレ~

山梨県山梨市にある乙女高原。 ここ乙女高原を守る「乙女高原ファンクラブ」が主催する、スミレ観察会に参加してきました。 スミレ観察会は今年で5年目だそう。 日本に56種類あるスミレのうち、乙女高原にはなんと28種類ものスミレが確認されています。 湿原…

精神障がい者がこぞって訪れた山梨の滝治療~藤垈の滝~

山梨県笛吹市の境川地区に『藤垈(ふじぬた)の滝』という観光スポットがあります。 多くのミズバショウが人の手によって植えられており、3月下旬には『ミズバショウまつり』も行われます。 滝は、高さ1メートルで真夏でも12度という冷水。 実はここ、歴史が…