水脈整備したばかりの畑には雨がすぐには浸透していきません。
3月12日は1日雨が降り続きました。畑はどうなったかというと・・・
お隣さんとの境の一部にやや土地が低くなっているところがあり、お隣さんの土むき出しのお庭にたまった雨水が流れ込むため、一度に大量の雨が降るとすぐに水脈が川のようになります。。。
雨が降っているうちに畑の水はけをチェックすることが重要です。どこが低くなっていて水が溜まりやすいか、どこに水が流れていくのか、雨の日にしかわからないのです。
1.堤防をつくる
3月16日。菜種梅雨(3月下旬から4月上旬の長雨)や、初夏~夏の梅雨に向けて、お隣のお庭からの雨の流入を防ぐ目的で、お隣さんとの境が高くなるようにしてみました。境にはお隣さんの建てた白フェンスがあるだけで地続きになっています。
堤防のように盛り土をしてみましたが、これだけでは雨や風で少しずつ土が崩れてきてしまい心許ない。そこで、植物の借りて、根を張ってもらうことで土が流れないようにしっかりつかまえてもらおうと考えました。
2.土の流出防止にライ麦とエンバクの種をまく
根を張ることで、根そのものや、根に共生する菌根菌に沿って地中深くまで雨が浸透しやすくなる効果も得られます。つまり水はけの向上、土壌の物理性がUPします。
ライ麦もエンバクも、種まきは秋の方が生育旺盛で収穫量も多いですが、耐寒性が高く春まきにもよいそうです。
春まきしてどうなるか個人ブログを検索してみると、3月中旬に種まきして、6月下旬には収穫できていたので、私のように水はけ改善目的なら梅雨時期にちょうど根を深く張ってくれるので最適です。穂が出て種ができる前には刈り取り、お隣さんの方へ種が飛ばないように注意します。
エンバク(「猫草」とも呼ばれます)は寒冷地では耐寒性が低く冬を越せないため春まきが適しています。2年連続で秋まきしたのですが、あまり育たなかったように記憶しています。こちらも畝の肩にまき、土が崩れるのを防いでもらいます。
3.クリムゾンクローバーを追加でまく
クリムゾンクローバーを秋まきしたは昨年は、畑一面真っ赤な絨毯になりました。
今回も夏草の抑制と、畑の養分を補給する(窒素固定)意味合いで、クリムゾンクローバーを2023年11月に秋まきしたのですが、その後に畝と水脈の補修によって土を大きく動かしてしまったため、クリムゾンクローバーを追加で春まきすることにしました。
そして、今季最後となる米ぬかの追加。
毎日、ヒヨドリ、ドバト、ツグミ、イカルかムクドリ、が必死についばみに来ます。おそらく緑肥の種か米ぬかでしょう(泣)。
種まきから発芽まで2週間以上かかるようなので、野鳥に見つけられる前に早く発芽してほしいです。
『土を育てる』でリジェネラティブ農業で収量を確保している著者によると、土を覆う緑肥(カバークロップ)もイネ科、マメ科など多種類をまくことで生物多様性が増し、土がどんどんよくなっていくそうです。
さらに、昆虫が増えるように必ず花が咲く植物を数種類畑で育てるとよいのです。まさにバンカープランツ(天敵を引き寄せる植物)ですね。
今年は、ヒマワリ、ホーリーバジル、マリーゴールド、ナスタチウムなど花の咲くバンカープランツを増やしてみようと思います。
ゲイブ・ブラウン著『土を育てる 自然をよみがえらせる土壌革命』↓ ↓ ↓