7月10日に、丸裸になっちゃうかと思うほど衝撃的なほどガッツリ剪定したシルバーティーツリー(レプトスペルマム)。↓ ↓ ↓
気温もいきなり38℃と連日の猛暑で、さすがに刈り込みすぎちゃったかな~と数日間はヒヤヒヤしていましたが・・・
台風の雨の恩恵を受け、お盆を過ぎたころにはコチラ。 ↓ ↓ ↓
弱るか枯れるかどころか、たったの1ヶ月で劇的に葉の量が増えました。
そして驚くべきことに、剪定した枝の下の方から新芽があちこちから出ています!!!
ガッツリ剪定する直前に、支柱を外し自分の力だけで自立してもらうことにしました。こんな真夏のゲリラ豪雨で畑の竹支柱がぶっ飛んでも・・・
剪定後のティーツリーは、風に全身を振り乱しながらもしっかりと大地に根を張っていたのです。この間の台風の風にも、折れることもなく元気そのもの。どんな風が来てももはや支柱は不要だと実感しました。
ティーツリーは剪定せずに伸ばしっぱなしにしておくと、ヒョロ長く徒長して上部にしか葉が茂らずバランスが悪くなり、風で折れやすくなります。
むしろ「剪定することで幹が太くなり、新芽をたくさん伸ばし花芽がつき、根がしっかりと張る」ということが証明されました。
ティーツリーを健康的に美しい樹形に育てるためにも、衝撃的なほどガッツリ剪定しましょう!!!
古い枝を伸ばしっぱなしておくと根を張らず新芽も出ない。そこを思い切って古い枝を切ることで、新たな芽が再生する。
・・・なんだか人間社会のようで皮肉ですが、そこには深いメッセージがあるように思えるのは私だけでしょうか。
「旧態依然」とした社会は進歩も変化も生まれないけれど、古いものを絶ち一旦まっさらにすることで余白が生まれ、再生のためのエネルギーが蓄えられていく。
私たちの社会も植物と同じで、エネルギーを絶えず循環させることが大切なのかもしれません。
本来、水も空気もエネルギーも、よどむことなく流れることを好む物質。流すこと、循環させることが大切。
これは大地に水脈を掘ったり穴を開けたり草を高刈りして、常に水や空気がよどまないように流す「大地の再生」手法を知って、腑に落ちたことです。
組織も社会もですが、人間のこころも、ときどき棚卸したり点検したりして、古くなった固定観念やこだわりを捨て、新しいものを受け入れる「余白」を持っておかなければいけないのかも。
「ガッツリ剪定」=「古きを絶ち新たなものを生み出す準備」
驚きの変化は、私たちの日々の生活の中でも起こせるのかもしれません。
オージープランツの育て方はこちらを参考にしています。 ↓ ↓ ↓
遠藤昭著:『はじめてのオージープランツ図鑑』↓ ↓ ↓
矢野智明著:『大地の再生実践マニュアル』 ↓ ↓ ↓