飛紅真の手紙

自然、アート、社会問題を静かに叫ぶ。

ティーツリー(メラレウカ)の剪定は衝撃的なほどガッツリ切るくらいでちょうどいい【オージープランツ】

我が家のシンボルツリーとして3年前に植えたシルバーティーツリー(レプトスペルマム・ブラキアンドラム)。

ウィーピング(しだれる)ティーツリーともいわれ、枝が柔らかく垂れ下がる特徴があります。

幹がひょろひょろなのに、細い枝があちこちから旺盛に伸びて葉が茂るので、強風に煽られれて乱れまくって折れないか心配になるほど。とうとう支えていた支柱のほうがふっ飛びました。

2023年2月26日撮影 ↓ ↓ ↓

 

今年の春はいよいよ支柱を外して、自立してもらうことに。

樹木を植えた時に設置した竹支柱は1年ほど経ったら外さないと、いつまでも地面に根をしっかり張って自立できないといいます。何だか子離れしていく人間みたい。

支柱を外しても強風に耐えてはいますが、いかんせん幹はひょろひょろなまま・・・

昨年の9月に初めて思い切り剪定し、春には新芽がたくさん出たと思ったらいつの間にか葉が込み合ってきたので、5月に枝を整理しました。

2023年5月23日撮影 ↓ ↓ ↓

ちょっとやそっとの剪定をしたくらいだと、なんだか枝がダラダラと垂れるようになり、幹も細くひょろ長くなってしまう印象でした。

そして、バランスが悪く自重で片側に倒れてきたような・・・

枝があちこちから伸びたり、高く高く伸びて「樹形が暴れやすい」といわれるオーストラリア原産の樹木(オージープランツ)。

剪定について調べていくと、樹木にとっては「剪定」がとても重要だということを知りました。

樹木の剪定は初心者は二の足を踏みがち。

「せっかく伸びた枝がもったいない」

「どう切ればいいかわからない」

「切りすぎると枯れるんじゃないか」

「花が咲かなくなるんじゃないか」

 

しかし、剪定しないまま伸ばしっぱなしにすると・・・

・強風の時に幹が細いままで折れやすくなる

・根っこの張りが弱く倒れやすくなる

・枝や葉が込み合い通気性が悪くなり病害虫が発生する

・栄養が上枝の先端ばかりに送られ下枝から葉が無くなり上の葉しか残らない

・上にばかり伸びて全体的にひょろひょろ徒長した樹形になる

とまぁ、まさにウチのティーツリーの状態を表しています(泣)。

剪定することで幹が太くなり、新芽をたくさん伸ばし花芽がつき、根がしっかりと張ることで、支柱が本当に不要になるようです。

 

今回は覚悟をもって、バシバシ!っと、

ガッツリ剪定しました。

衝撃的な剪定後の姿がコレ。 ↓ ↓  ↓

 

上の枝を剪定することで幹の下の方から数日もすると新芽が出てきます。

剪定しない=ナチュラルな姿、というわけではないんです。

オージープランツは定期的な剪定をして樹形をコントロールしないと、乾燥で一年中温暖なオーストラリアとは真逆の日本の気候では健康的に育ってくれません。無理して全く別の気候の自生植物を植えているので、よく観察して手を貸してあげる必要があります。

野菜の栽培も同じです。ナスやキュウリはインド原産、トマトやジャガイモはアンデス地方原産、マメはアフリカ原産。日本の気候に合わなくても、少しでも原産地に近い環境に近づけることで、実りを得ることができるのです。

 

5月に畑の一角にラベンダーティーツリー(メラレウカ・エリシフォリア)を植えたばかりなので、オージープランツに強い興味が沸いているところです。

 

果たして日本の気候でオージープランツは育つのか!?自然農の家庭菜園とともに、オージープランツたちの今後の成長が楽しみです。

オージープランツに関する書籍ってまだ少ないのですが、オーストラリアに暮らし帰国して日本で種から育ててきたコチラの著者の本は参考になりました。

遠藤昭著:『はじめてのオージープランツ図鑑』 ↓ ↓ ↓

衝撃的なティーツリーの剪定結果がコチラ↓ ↓ ↓