第2子を出産して、8か月ぶりのフールドワークです
その間、花友達から送っていただく季節の花レポートに、心ときめかせていましたが、
やっと春
花シーズン到来っ
ということで、上の息子を連れて、いざ、山へ~。
ぐんぐん標高をあげていくと、辺りはまだまだきれいな桃源郷。
ザゼンソウ群生地としても有名なこの一帯。
ザゼンソウのピークを過ぎた4月中旬ごろからカタクリが群生します。
この案内板を頼りに、ザゼンソウ群生地とは反対方向に、渓流沿いのハイキングコース“カタクリの道”を進んでいきます。
新芽がみずみずしい。
この日かなり気温が上がり、汗ばむ陽気。
渓流ではおじいちゃんとそのお孫さんでしょうか、素足で水に入って渓流釣りをしていました。
案内板では、カジカやアマゴといった川魚が釣れるよう。
冬は人があまり入らないからか、人が一人通れる程度のハイキングコースはいくつもの倒木で道がふさがれており、
道は崖。すぐ下が渓流なので、幼稚園の息子と歩くにはかなり骨が折れました。
ちらほら、カタクリの葉が現れてきました。花はもう終わっているものばかり。
片道3kmほど歩くと、やがて群生地に到着します。
あった
枯葉がふかふかに積み重なった林床に、ひっそりと咲いているではありませんか。
カタクリは、雪解けの早春に、落葉樹林の林床で真っ先に葉と茎を伸ばし、花を咲かせます。
地上に姿を現す期間は1か月ほどで、開花期間は2週間と短く、その後、葉や茎は枯れてしまいます。
ミスミソウ、セツブンソウ、ニリンソウなどとともに“スプリング・エフェメラル(春の妖精)”と呼ばれています。
斜面林にも、ところどころ咲いています。
大群落をつくる花でもありますが、近年では、盗掘や土地開発など生育地の減少で絶滅が危惧されており、日本各地でレッドリストの指定を受けている花でもあります。
山の早春の代名詞、とも言える存在
ひっそりと咲く可憐な姿ですはありが、まだまだ寒い時期、枯草の中から芽を出すたくましささえ感じます。