6月上旬、花仲間のご案内を受け、とある山に登ってきました。
お目当ては、環境省レッドリスト準絶滅危惧種のカモメラン
アツモリソウは開花には少し早い時期でしたが、カモメランはちょうどベストシーズンです。
ここは高山植物や山野草が豊富な山です。
以前から思っていたのですが、このあたりの山塊は植生が独特で豊富
あのアツモリソウも保護されています。
日本高山植物保護協会やネットワークでアツモリソウ保護活動が認められ、
2018年には「日本山岳遺産」にも認定されました。
この日もネットワークの皆さんが、保護柵の取り換えや下草狩りをされていました。
こうした地道な活動のおかげで希少な植物たちに会えます。本当に頭が下がります
思ったよりカモメランはたくさん群生していました。
暗い林床にひっそりと咲いていますが、綺麗な花色なのですぐに見つけられます。
小さく、愛らしい姿と花色で、癒されるランです。
葉が一枚だけつくのも特徴だそうです。
群生地から登山道をさらに進んでいったところに、とても斑の紅色の濃いカモメランが現れました。
そして、厳重に保護された柵の中にシロバナカモメランも
一か所に数株が群生しています。これは大変貴重だそうです。
これには何人もの人がカメラを向けて集まっていました。
なかなか近くで撮りにくい場所で、撮影には苦労しました。
シロバナカモメランは名物になっているようですね。
貴重な絶滅危惧種のランを見られ、感動の登山でした。
出会えた花のレポートは次回に続きます