2週間前はお気に入りの高原にもまだ春が来たばかり。
草原にはサクラスミレの姿は見当たりませんでした。
今年は、春になってから寒い日が続いたせいか、開花が1週間は遅いような・・・
さあ、もうさすがに見頃かなと思い、お気に入りの高原へ足を伸ばすことに。
この日は雲が多いものの晴れ間も見え、散策にはいい陽気
湖畔のウワミズザクラは満開を迎えています。
このモフモフ感いいですね~
林道沿いがぱっと明るくなりました。
白い綿花のようにふわふわと咲いているこちら。
あまり見かけたことのない樹木です。
なんとなくリンゴの花にも似ているけど、こちらはズミです。
別名コリンゴ。
5~6月に山地や湿地の周辺に群生します。
6月に入り、ススキ一色だった地面にも草花の緑が増えてきた印象です。
そうはいっても、木々はまだ新緑の優しい色をしています。
ここでは遅い春を楽しめます。
この時期の名物、ハルゼミの大合唱がこだましています。
すご~い大音量。
そんな中、見頃を迎えたサクラスミレ、さらにはシロバナサクラスミレを探して歩みを進めます。
ありました~
やっぱりスミレの女王の称号をもっているだけに立派!大きです~。
サクラスミレの特徴は、花弁の先がサクラのようにへこみ、側弁や葉柄や花柄に毛が生えます。
また、葉が花より上に突き上がります。
とはいえ、日本のスミレの最大の大きさだけあって、一目見ればわかるほど。
サクラスミレにはさらに品種があり、毛がないケナシサクラスミレ、葉脈が赤紫になるチシオスミレ、そしてシロバナサクラスミレがなどがあります。
サクラスミレは草原のところどころに咲いています。
日当たりのよい場所は終わりかけの花も多いですが、林床ではちょうど見ごろといった感じ。
昨年の記憶をたよりに、シロバナサクラスミレを探して少しずつ進みます。
なかなか見当たりません。もしかして、ついに姿を消してしまったのか・・・なんて思いがよぎりますが、
30分ほど行ったり来たりを繰り返すと、記憶よりも少し先で見つかりました!
他にもまだあるかな・・・と付近をくまなく探すと、
ありました!二株目。
いくつもの花を付けています。
花弁が大きくて重そう・・・
サイズ感はこんな感じ。やはりビッグサイズなスミレです。
3株目もありました!!
今年は豊作かな~
昨年は2株しか見つかりませんでしたが、種を落として株が増えてくれたんでしょうか。
子孫繁栄はうれしいことです。
また、来年もこの場所で会えることを願って高原を後にしました。