飛紅真の手紙

フェミニストで精神看護専門看護師ブロガー、自然、アート、社会問題を綴る。

20年ぶりのディズニーランドを徹底研究し効率的にアトラクションに乗りまくる戦略を立てる

20年ぶりのディズニーランド行きで、いろいろと思うところがありました。ディズニープリンセス好きの5歳長女の念願を叶えるため、60代後半の両親2人、8歳長男、ディズニー嫌いの夫(←運転手)を連れて総勢6人で1泊2日で行ってきました。

「子どもたちはゲゲゲの鬼太郎・せなけいこ絵本などバケモノ好きだしハロウィンシーズンに行けば喜ぶかも」なんて浅はかな考えで、40周年イヤーとハロウィンシーズンという激混みの時期を選んでしまいました。

シャトルバスがあるリゾートホテルを2部屋予約した後、ディズニーランドについて調べ始めてから「ディズニーが飛んでもなく混む時期」であることに気づいた私。

両親はずっと昔に1回だけ、子どもたちは初めてのディズニーランドなので、頼れるのは自分だけ、という状況。私がディズニーランドについて調べもせずノープランで行ったら無駄に歩き回って疲れて帰ること間違いなし!と、妙なプレッシャーに襲われました。

ディズニーランドにお金を使う!と決めたからには、

オリエンタルランドの思い通りにはならない!

無駄銭は絶対に払わない!

支払う額以上の満足感を得たい!

オリエンタルランドの課金戦略を逆手に取ってやろう!

と考えました(いちいち大袈裟)。

両親と子どもたちも、「パレ―ドはよく見えないし、アトラクションに乗れればいい」とのことだったので、「ディズニーランドを効率的に回ってアトラクションに乗りまくる戦略」を立てる決意をしました。

私の頭の中で「激混みのディズーニーランドでアトラクションにいくつ乗れるかゲーム」のゴングが鳴りました。大きな目標を掲げ挑戦することや攻略することが大好きな私。誰かに命令される仕事は嫌いなくせに自分でミッションをつくると俄然やる気になる、めんどくさい性格なのです。

以下が私の立てた戦略です。

 

1.情報収集から効率的に!ディズニーの達人(=Dヲタ)の情報を活用する

ガイドブックにはディズニーランドを完全攻略するための裏情報はない!と思い、ネット上でディズニーファンのブログを調べていくと、出てくる出てくるDヲタ(ディズニーオタク)といわれる人たちのブログが!

40年前からディズニーに通っている人や、毎週ディズニーに行っている人などツワモノぞろい。ゲームの攻略本のようなディズニー攻略本も出版されていて、ディズニー初心者がゼロからシステムを知るには時短にもなって本当にありがたい。毎年通っている人でも知らない裏情報も多いのでは?と思うほど有益情報ばかりでした。いくつかのブログと上記の攻略本を読んで研究を進めていきました。

 

このDヲタ界隈ではレジェンドと称される著者による超・虎の巻が一番参考になったし、サイズも持ち運べるギリギリでちょうどよかった。

『お得技シリーズ249 東京ディズニーランド&シーお得技ベストセレクションmini』

↓ ↓ ↓

しかし、イラストや画像だけでは20年ぶりのディズニーランドのイメージが湧きません。そこで、YouTubeでディズニーに毎週通っているDヲタの動画を観ながら実際のアトラクションの外観や位置を把握したり、人混みの様子などを観たりしてイメージトレーニングを重ねました。

 

2.7時までに到着し開園待ちをする

オリエンタルランドが公開している公式の開園時間は9時ですが、実際は混雑緩和目的で8時15分~8時30分に開園していることがほとんど。本当の開園時間は混雑予想によってその日の朝にアナウンスされるのです。

そして、Dヲタたちの鉄板ルールとして、

朝7時前までに開園待ちすること。

これに尽きます。

最初聞いたときには「は~??冗談でしょ?」「早~っ!!!」と笑ってしまいました。2時間以上の待ち時間に何すんの?とか。

開園と同時に人気アトラクションに待たずに乗れる朝のゴールデンタイムは8時15分~8時40分までの間。

日中90~150分待ちになる人気アトラクションに5分~15分という少ない待ち時間で乗れる唯一の時間帯。ここで1つでもクリアしておくと1日を効率的に回ることができます。

むしろ、開園時間を少し過ぎた8時40分~9時すぎというのが人気アトラクションが一日のうちで最も並ぶ時間なのです。みんな「朝が一番空いているだろう」と思って大挙して押し寄せるので、そこで並んだら最後、貴重な午前中を棒に振ることに。

7時30分を過ぎると同じことを考えている開園待ちの客がどんどん押し寄せてきます。さらに、5つのディズニーホテルの宿泊客は開園時間より15分早く入園できるハッピーエントリーで先回りしているので、7時までに並んで開園と同時に入園する必要があるのです。

今回は覚悟を決めて、6時30分にディズニーランドの駐車場に着く計画で、朝食は車内でおにぎりを食べることにしました。両親には2時間の開園待ちと夜までアトラクションに乗りまくる計画を説明し、歩きやすい靴の準備とバッグの軽量化を伝えました。

結果、6時20分に送迎専用駐車場に到着して開園待ちの列に並び、その日は超混雑日だったらしく、最も早い開園時間である8時15分に入園することができました。

ゲートが見えるくらいの場所で開園待ち。この時間に並んでいる常連客は当然のように小さなレジャーシートを一斉に敷いて数十分を座って待ちます。「おおっ!」と異様な光景を見ました。私たち初心者はそんなことは梅雨知らず立ったまま。

 

3.アトラクションの最短待ち時間と移動距離をつかむ

アトラクションの待ち時間が短い時間帯は、開園直後⇒夜のパレード中の19時30分以降⇒午前中という順。この時間帯を優先してアトラクションに乗りまくり、午後はどこも混むので有料・無料パスを確実に入手して待ち時間を短縮しつつ効率的に回ることを重視します。

どのアトラクションがどの時間帯にどのくらい待つかという傾向を頭に叩き込んでおくことで、待ち時間の短い効率的な計画を立てることができます。

「東京ディズニーリゾート・アプリ」ではリアルタイムの待ち時間をどこからでも確認することができます。

また、公式アプリでなくても、Dヲタが待ち時間や有料・無料パスの売り切れ時間などをすべて算出しているすごい統計サイトも出ています。公式アプリと統計サイトのおかげで、今回待ち時間は最大50分で済みました。

ディズニーランドは一周3㎞あるらしく、効率的に回らないと移動時間がかかるどころか、8歳5歳と60代後半の両親を連れて歩くには体力が持ちません。20年ぶりですっかり忘れていましたが、ディズニーランドには7つのテーマランドがあります。どのテーマランドにどのアトラクションがあるか位置関係を頭に叩き込みました。

なるべく、一つのテーマランドでいくつかのアトラクションに乗ったり食事を摂るなどして次のテーマランドへ移動することで、1回の移動距離を短くすることができます。

 

4.有料・無料パスを軸に1日の計画を立てる

開園と同時に入園すべき理由がもう一つあります。開園後すぐに「東京ディズニーリゾートアプリ」でチケット購入・すべての有料・無料パス、ショーの抽選、レストラン当日予約などを行うということ。↓ ↓ ↓

パークに入園しないと取得できないシステムなので、開園時間を過ぎると端からどんどん売り切れていきます。今年の昼のハロウィーンパレードの有料パス(ディズニー・プレミアアクセス)は一人2500円ですが、開園後10分で完売する売れ行き。

また、今年7月より開園40周年を記念して「40周年記念プライオリティパス」が無料で期間限定導入されました。要するに人気アトラクションを短い待ち時間で乗れる発行枚数が決まったファストパス。早いものでは9時30分には夜の乗車分まで売り切れます。

DPAは発行時間から1時間後、プライオリティパスは発行から2時間後に次のパスを取得できることを前提に、何時何分にこのアトラクションのパスを取る・・・という自分の動きまで細かく計画を立てていきました。

ディズニーランドに3つあるショーは入園後エントリーし抽選に当たらないと入れないのですが、唯一、「ミッキーのマジカルミュージックワールド」は初回公演だけ全席自由席。プリンセス全員登場の必見ミュージカルということで抽選という賭けは避け、開園直後に人気アトラクション1つに2組に分かれて乗った後、ショーの初回公演の締め切り9時30分までにスタンバイする計画を立てました。

以下が、私が立てたアトラクション16、ショー1を回る1日の計画です。↓ ↓ ↓

※DPA=ディズニー・プレミアアクセス 

※PP=40周年記念プライオリティパス

8時30分 スペース・マウンテン/プーさんのハニーハントにスタンバイ

8時30分 ホーンテッドマンションPP取得

8時30分 美女と野獣魔法のものがたりDPA取得

9時00分 白雪姫と七人のこびとにスタンバイ

9時30分 ミッキーのマジカルミュージックワールド初回公演にスタンバイ

9時30分 ベイマックスのハッピーライドDPA取得

10時15分 ミッキーのマジカルミュージックワールド開場

10時30分 ビックサンダーマウンテンPP取得

11時20分 グッドタイムカフェで昼食購入

11時40分 モンスターズ・インクライド&ゴーシクにスタンバイ

13時ごろ ホーンテッドマンション 乗車

14時ごろ ミッキーのフィルハーマジックにスタンバイ

15時ごろ ウェスタンリバー鉄道にスタンバイ

16時30分 ビックサンダーマウンテン乗車 

16時50分 プラザパビリオンレストランで夕食

17時ごろ ベイマックスのハッピーライド乗車

18時ごろ スター・ツアーズ/スティッチ・エンカウンターにスタンバイ

18時30分 美女と野獣魔法のものがたり乗車

18時50分 ピーターパン空の旅スタンバイ

19時00分 ガジェットのゴーコースターにスタンバイ

19時15分 ロジャーラビットのカートゥーンスピンにスタンバイ

19時30分 ナイトクルーズにスタンバイ

20時30分 退園

21時20分 ホテルのシャトルバス乗車

 

5.どこで何時に何を食べるかまで細かく計画を立てる

混雑時は軽食を買うにもレストランに並ぶにも30分~1時間かかるそうです。人が殺到する通常の食事時間を避けるというのがディズニーランドでの食事攻略法。昼食は10~11時、夕食は16時~17時が最も空くベストタイミング。

公式ホームページで各レストランのメニューや価格が細かく公開されているので、事前に誰が何を食べるかを決めておくと当日スムーズで浪費も防げます

今回はファンタジーランドでショーを見るため11時前に昼食が摂れないため、お隣のトゥーンタウンの「グッドタイム・カフェ」で軽食(Dヲタおすすめのスプリングロール380円、骨付きソーセージ400円、エビカツバーガー600円)を買い、次のアトラクションのスタンバイ中に食べることにしました。

その分、夕食は座ってゆっくりちょっと豪華なものを食べようと決め、ウェスタンランドの「プラザパビリオンレストラン」でDヲタ一押しのスペシャルセット2200円、子どもはお子様セット940円にしました。セットはドリンク付きで、さすがはオリエンタルランドが計算し尽くしたクオリティだなと感じました。

 

次回、結果的にいくつのアトラクションに乗ることができたのか、反省点は何だったかを書き留めておこうと思います。↓ ↓ ↓