飛紅真の手紙

フェミニストの精神看護専門看護師ブロガーが、自然、アート、社会問題を綴る。

冬の自然農で忘れちゃいけない、畝の補修と土づくり

自然農を始めて4年目。めんどくさがり屋で寒がり屋の私は、「冬は畑に出ない!秋冬野菜も作らない!」と決めていましたが、自然農にとって「冬こそ」は大切な時期ということで、久しぶりに畑に出ました。

畝上の草が枯れて畝の形が見える冬は、畝を整備・補修するには最適な時期です。あちこちにモグラ塚ができていたり、地表面のでこぼこもよく分かります。1年経つと雨や風で畝間に土が流出して畝間と畝の高低差が少なくなってきます。

5月に大地の再生手法で水脈を掘りましたが、その水脈にも土が流れたり刈り草が堆積したりして浅くなっているので雨が流れていきやすいように整備が必要です。

畝の整備・修復と、自然農でいう「補い」を施してみました。

 

1.畝上の草をどかす

畝の上に刈り草や夏野菜の残渣が敷かれているので、すべてどかして畝上をできるだけ裸にします。畝間の土を畝上に掘り上げ土を振りまくので、生えている草もなるべく刈ります。

ムクナ豆を栽培していた畝からは、最終的に5個のカマキリの卵が見つかりました!!長男がせっせとオオカマキリを移住させていた移住計画は成功したようです。来年は大活躍してくれることでしょう。

 

2.畝間の土を掘り上げる

スコップや平ぐわで畝間の土を掘り上げていきます。額縁排水を意識して水脈は深く、畝間は浅くするのが理想的です。畝間も深くするとなかなか水が排水されません。夫が力任せに畝間を深く掘り上げ過ぎてしまったのが心配です。

 

3.地表面を平らにならす

アメリカンレーキなどで畝上に掘り上げた土を平らにならします。穴が開いているところ、低いところなどを補修していきます。ならしている最中に、ムクナ豆を栽培していた畝(この畝のみ自然農1年目)からはたくさんの小石が出てきました。野菜の根が伸びやすいように小石は撤去します。宿根草の根も除去します。

土を掘っていると虫が出て来るのか、冬鳥ジョウビタキ(同一の個体)が飛来し、畝と支柱とを行ったり来たりしていました。


4.畝上に草を戻す 

平らにならした地表面を裸のままにしていると、土が乾燥して土壌の微生物のバランスが崩れてしまうので、最初にどかした草をすべて戻し土を保護します。掘った畝間も裸にしないように草を敷きます。

土が裸になっていると手入れが行き届いた畑のように見えますが、こうして枯れた草を載せると、「何もしていない畑」に見えてしまうのは、私だけだろうか・・・


5.米ぬかをふりまく

自然農では、化学肥料や有機肥料は使用しません。野菜を連作し続けたり、土を大きく動かしたりした場合、土の養分が一気に分解して「地力がない」状態になることもあります。そこで重要なのが「補い」という考え方。

無農薬の米ぬかを取り寄せてみました

米ぬかや油かすなどを刈り草や土の上からふりまいて微生物のエサにすることで、刈り草や土の分解を間接的に助け、土の養分が豊かになり土の団粒構造がつくられます。これが自然農の土づくりです。あくまでも、補いは野菜が育つ栄養分を直接与える「肥料」という考え方ではなく、もともと土壌にいる微生物の活動を助けるためのものです。

コツとしては草や土の上からうっすら振りまくこと。寒い冬では米ぬかの分解がなかなか進みません。1~2か月はかかるそうです。目安としては、種まきの2か月前には補いを終わらせておくことです。気温が暖かくなってからの補いは、虫や病気の温床となるため向きません。

草の生育が旺盛なところは地力も豊かなので補いは必要ありません。野菜の生育が悪く、草もあまり生えないような土壌に補ってみると、微生物がせっせと活動し養分が豊富でフカフカな土づくりをしてくれます。

 

これらの冬の自然農の仕事は、気温が上がる前の2月中に終えられるとよいです。今年の野菜作りが楽しみになってきました。

畝の整備と補いをした翌日、雪が降りました。まいた米ぬかが雪の下で凍っていそう。土の分解には時間がかかりそうです・・・

 

自然農はコチラを参考にしています。↓ ↓ ↓

川口由一監修:『自然農・栽培の手引きーいのちの営み、田畑の営みー』

自然農・栽培の手引き

 

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