飛紅真の手紙

フェミニストで精神看護専門看護師ブロガー、自然、アート、社会問題を綴る。

幼稚園文集の表紙絵をデッサンして3年目。

長女が通う幼稚園の、文集の表紙絵を3年に渡って描いています。というのも、保護者の委員会活動の一環。

キリスト教系幼稚園だからなのか、月1回は保護者を呼んでの行事があるという熱心さで、ワーキングマザー泣かせ。一家庭につき必ず保護者が担う「委員会」に所属して一年間活動をしなければなりません。年に1度のバザーは前日準備から保護者総出で店を出すなど本当に大変。

共働き家庭の我が家は、長男の時から「どの委員会が一番ラクそうか!?」を必死に見定めながら、一番集まる回数が少ない委員会を狙ってきました。委員会の種類は役員会を含めざっと8種類。委員会で集まるのは必ず日中なので、半日とか一日とか思い切り仕事を休まなければならず、働く保護者は必死の思いで「じゃんけん」で委員会を決めます。

「広報委員会は集まる回数も少なくてラクそう!」と知り、広報委員会に4年間毎年入っています。広報委員会では、園生活の様子の広報誌、全園児が楽しかった1年間の思い出文集を年2回発行します。

初めて広報委員会に入った年、委員長さんから「LINEで見たんですが、絵がお得意ですか?表紙と裏表紙の絵をお願いしてもいいですか?」と、LINEのアイコン画像のデッサンを見たのか、私にリクエストをいやただいたのがきっかけで描くようになりました。

初年度は「紙、渡しときますね~」と委員長さんに渡されたのはフツーのA4コピー用紙。

「何でもいいか~」と、昔使っていたデッサン用鉛筆でザザっと描いただけ

裏表紙は園バス

翌年は、委員長さん同士の申し送りがあったらしく、「表紙絵、お願いできませんか?」「描いていただけるなら集まり(レイアウトや製本作業)は免除します♪」と気の利いたリクエストをいただき、一つ返事で受けました。

長女のスニーカーをデッサン

デッサン用の画用紙なので陰影が描きやすい。

白黒印刷されるとこんな仕上がり。

そして毎年私は仕事を理由に委員会には一度も参加せず、夫に任せっぱなし(苦笑)。何と今年は、表紙絵を描く代わりに図々しく委員会の参加を1回免除してもらおう♪と、夫に交渉してきてもらいました!

ところが、「表紙は園舎で、裏表紙は園バスで!」とご指定をいただき(汗)、内心、「建物かぁ~大変なんだよな~」と思いつつも、交渉成立。

1月に入ってからというもの、毎週のように研修講師、学会発表演題、専門誌記事、病院広報誌記事・・・と畳みかけるように締め切りに追われ、時短勤務なので仕事中にできるわけもなく、休日も家で仕事しているような中、「デッサン」をこなす時間を見つけなければならないという状況。

いままでは表紙・裏表紙を2時間くらいで描けるモチーフ(手や靴)でしたが、今年は結局5時間かかってしまいました。

画用紙いっぱいに園舎を描いてしまいました。

裏表紙は園バス。いつもミニカーっぽくなるのはなぜだろう。

描き始めると時間が足りず納得がいかなくて、「安請け合いしなければよかった」と自分を呪いたくなるのですが、毎年委員長さんには「感動しました!」と言っていただけたり、「ママの絵だ~」と子どもたちに言ってもらえるだけで「描いた甲斐があったな」と思えるものです。結果オーライ。

・・・それにしても、年度末に近づくと各所からお仕事依頼が急増するのはなぜだろう。嬉しい悲鳴ではあるものの、もっと早くから依頼してくれれば、自分のスケジュール調整ができるに、と思わずにはいられません(泣)。