自然農の家庭菜園の土づくりのために6月18日に種をまいたムクナ豆。
農地には適さない瘦せた土地でも旺盛に生育し、土地を肥沃にするといわれます。その生育ぶりは、自分で巻きついた支柱をもなぎ倒すといわれるほど。
ウチの庭兼畑の広い面積を活かして、のびのびとつるを伸ばせるように地這いにして、草を生やして主柱代わりにする作戦でした。
現在は、畑全体が飲み込まれるのではないか・・・と、空恐ろしくなるほどの旺盛ぶり。ムクナ豆ゾーンは草とつるでジャングルと化し、もはや中に入っていけません(汗)。
高く伸びたセイタカアワダチソウやアメリカセンダングサめがけてムクナ豆が太いつるを絡ませて登っていきます。
今日畑に出たら、165㎝の私の胸元くらいの高さになっていました。
近くのアスパラにすぐに絡みついてしまうので、1日おきに夫がつるを外しています。
今日はついにお隣さんの白フェンスに太いつるを絡ませていたので慌てて外しました。
収穫時期の1月には畑一面に広がってしまっているかもしれない!?どこまで広がるやら恐るべしムクナ豆。
あまり風通しが悪くならないように時々下草を刈っているのですが、
うっそうとした草の中から鮮やかなものを発見!!!
ムクナ豆の花です。なんか毒々しい!
そしてひと房は大人の手のひらサイズ。結構ずっしりと・・・重量があります。
葉っぱは葛(クズ)に似ていますが、花は房のように咲くフジの花に似ています。
さらにその奥には何かが見えます・・・・
「んん!?」
目を凝らすと何やら黒いものが見えるのです。
えっっ虫?小動物???
「何だあれは???」
ムクナ豆の実です!!!花が咲いて結実したのです!!!
びっくりした~~~。動く生き物じゃなくてひとまずほっとしました。
でも、何というか・・・
何と表現したらいいのか・・・(笑)
とにかく不気味で、ムクナ豆の実だと頭で理解するまでになかなか触ることができませんでした。
とにかく今まで見たこともない外見なのです。
さすがはヒマラヤ南斜面原産。
恐る恐る触ってみると、やはり手のひらサイズで大きく、ずっしりとして、黒い部分の感触はフワフワしたスポンジみたいな・・・
これがサヤになり、中に豆ができるのです。
ムクナ豆って・・・
畑をジャングルにする旺盛ぶりといい、毒々しい花といい、不気味な実といい、そしてL-ドーパ(神経伝達物質ドーパミンの減量となる)が葉にも豆にも多量に含まれる驚きの成分といい、ペンチで割るほど強靭なサヤといい、乾燥すると豆をはじいて5m以上飛ぶところといい・・・
どこをとっても何もかもがオバケ。
1月には収穫期を迎え、2月頃になると葉が全部散って豆のさやだけが残るようです。
いまからオバケ豆・・・いやムクナ豆はどう生育していくのか楽しみです。