メラレウカを生垣風にいくつも植えたい!色んな形のメラレウカを育てたい!という欲望がふつふつと沸き、完全にオージープランツに沼っている私。中部地方の冬にも耐えられる2種類のメラレウカを厳選し、夫が出張で不在のため私一人で地植えを決行することにしました。
1.メラレウカ・センテッドペーパーバーク(スクアロ―サ)
先週植えたメディカルティーツリー(メラレウカ・アルタニフォリア)のように大きくなる木ばかりだと景観がのっぺりしそうなので、強弱をつけるためにそれほど樹高が高くならない(1~2メートルほど)常緑小高木のメラレウカを選びました。
ネット上の情報では耐寒性はおおよそマイナス5℃まで。葉っぱの形が立体的な三角でシルバーががってかわいいのと、香りのよい花をたくさん咲かせるところに惚れ込みました。常緑樹を選ぶ時には、花よりも葉っぱを年中鑑賞するようなものなので、葉っぱの形や色、枝ぶりが自分の好みに合っているかが重要。
2.メラレウカ・ホワイトレース(ティミフォリア)
メラレウカでも最小サイズの樹高0.5~1メートルの常緑低木。一年中綿のようなレースのようなふわふわしたの花をポツポツ咲かせる、メラレウカの中でも最も地味なタイプ。コンパクトサイズなので、限られたスペースに植えるにはもってこい。ネット上の情報だと耐寒性マイナス5℃とありますが、寒さにはかなり強く丈夫なようで越冬できる期待大。
3.ワーキングマザー、5歳長女を助手にたずさえ木を植える
メディカルティーツリーを植えたラインにあたりをつけます。雨が降りそうなので急いで剣先スコップでなりふり構わず植穴を掘っていきます。2つ目の植穴の底を掘っていると、伐採された柿の木の太い根(直径10㎝以上)にぶち当たりました。でもここしか最適な場所がないので、ノコギリで根を分断することにしたりと、予想以上に時間がかかりました。
5歳長女に「あなたはママの助手ね!弟子ってことだよ?パパがいないしあなたが頼りだからね~!」と鼓舞して持ち上げ、「弟子だ~!!」と張り切る長女。用土の入った袋をハサミで切ってもらったり、軽石を投入してもらったりと、やっぱり人手があると助かります。そうはいっても助手は5歳児。集中が切れて「赤くなったミニトマト、取っていい~?」「ショウリョウバッタいた~!」「カマキリつかまえた!」と、脱線しがち(苦笑)。
木の根を発見したことで穴の位置をやや横にずらす必要があり、注文した用土60リットルでも足りない事態になりましたが、掘り出した土を使ったりしてなんとか根鉢を埋めることができました。水鉢をつくり、水極め法で土中の空気を抜き、根鉢を安定させます。
終盤には、雨がサーっと降る始末。足元の土はドロドロ。5歳の助手をウッドデッキ下に避難させ、露出した根鉢に土をかぶせる仕上げに取り掛かります。
周囲が土でかなり露出して、夏場には夏草で生い茂って草管理が大変なことになる想像ができたので、盛り上げた水鉢がなるべく裸にならないよう、もみ殻燻炭でマルチングしておきます。根鉢の上は乾燥・凍結防止のため富士山の溶岩砂利でマルチング。
完成~!!(拍手)
途中雨に降られてめちゃくちゃ焦ったり、準備した用土が足りないというハプニングもありましたが、何とか女性1人+5歳で2本の木を植えることができました!
メラレウカとともに、5歳長女も育っていく過程で、「キャーキャー騒ぎながら二人で植えたんだよ」って話せるくらい、いい思い出になるといいなぁ(笑)。
長女と思い出を語れるように、枯らさず何とか冬越しさせなければ!と焦る母です(←昨冬、1本メラレウカを枯らした張本人)。
私が愛読している遠藤昭著(2021):『はじめてのオージープランツ図鑑』では、地植え方法や用土について詳細に説明してくれているので、今回も大変参考になりました。↓ ↓ ↓
メラレウカの樹種ごとの特性を知ることのできるKindle本を見つけました!!写真付きで詳しい。これはすごい。
丹羽邦幸著(2016):『ブラシノキとその仲間,他:コバノブラシノキ(メラレウカ属)』↓ ↓ ↓