飛紅真の手紙

自然、アート、社会問題を静かに叫ぶ。

植え付け後はガッツリ剪定!!ティーツリー(メラレウカ)の調子が悪い時の対処法。【オージープランツ】

6月22日に2メートルのメディカルティーツリーを植え付けてから1週間。内側に葉が枯れたような葉、色が変わった葉が急に出てきた気配が。

「ん???何となく調子悪い?」と若干、不安になってきました。

完全に枯れている葉が・・・

葉色が茶色に変わって触ると落ちる葉も。

1.植え付け後に木の調子が悪くなるのはなぜ?

植木の植え付け時は、出荷時に地面から掘り出された際に根が切られたり、植え付けの際に植木バックやポットから剥がす際に根がちぎれるなど、根の量が減っています。つまり、根から吸い上げられる水の量が減っているため、葉がたくさん生い茂った状態だと、葉に行き渡る水分が足らずに枯れてしまいます。

これが、根:葉=1:1の法則。
葉の広さとほぼ同じ広さの根が地面に広がっています。あまりにも葉が生い茂っている場合には、剪定によって葉の量を減らすことで、根と葉のバランスを保つことが重要。

酷いときには枯れてしまいますが、木が自分で葉っぱを落として体調を整えようとすることもあります。人間が汗をかいて気化熱によって体温を下げようとするホメオスタシス(恒常性維持)と似ています。

 

2.どこをどのくらい切ればいい?

ヤバさレベルは・・・

枝の先端の葉が緑➡まだ水を吸い上げられている証拠

全体的に落葉せず萎れる、落葉せず茶色くなる➡自分で調整する元気すらない状態

とにかく植え付け直後に、一時的に葉の量を減らしてあげる、花や実が付いている場合は取ってあげると枯らさずに済むようです。 

 

方法としては、「透かし剪定」が重要。

・内側に向かって生えている枝を剪定する

・込み合っている枝を間引く

あくまでも目的は全体の葉の量を減らすこと。切りすぎはダメージを与えます。

 

6月22日。植え付け時はモッサモサに茂って風で振られやすい

 

7月2日。ガッツリ透かし剪定してみた。

背景もお隣さんのタラノキで緑なので変化が見えにくいですが(笑)、かなり枝・葉の量を減らしました。トップのしなだれた部分も思い切ってカット!!

そして、さすがはアロマオイルが採取できる木!!切る度に枝や葉からさわやかな匂いがします!!

 

3.メラレウカは水やりも欠かせない

毎日水やり時に葉を観察していますが、植え付けから3週間後には枯れたり変色したりする葉はなくなり、少しずつ根付いてきたのかなと思います。

どんな植木でも、植え付け後2週間は毎日たっぷりと水やりが必要です!!

メラレウカは水が大好きな種類が多いので、特に水を好むスノーインサマー、メディカルティーツリー、レボリューションゴールド、レボリューショングリーン、ブラックティーツリーなどは、地植えでも植え付け1年目はいつも土が湿っている状態にするくらい水やりが重要だそう。

実際問題、メディカルティーツリーで一体どのくらいの水やりが必要なのか、手探り状態で夏と冬を乗り越えたいと思います!

 

私が愛読している遠藤昭著(2021):『はじめてのオージープランツ図鑑』では、地植え方法や用土について詳細に説明してくれているので、今回も大変参考になりました。↓ ↓ ↓

 

メラレウカの樹種ごとの特性を知ることのできるKindle本を見つけました!!写真付きで詳しい。これはすごい。

丹羽邦幸著(2016):『ブラシノキとその仲間,他:コバノブラシノキ(メラレウカ属)』↓ ↓ ↓