社会問題
20年以上前からジャニー喜多川氏の性暴力については、「週刊文春」の報道や実名での告発本の存在などで、私自身は認識していました。 しかしながら、勇気ある被害者の告発があっても、TVや新聞が全盛期の時代、週刊誌と告発本以外に大きく取り上げられること…
「レイプ神話」って知っていますか? 性暴力に対する「誤解や偏見」「無知」のこと。 性暴力は「なかったこと」「自分には関係のないこと」にされやすいという特徴があります。 性暴力被害者支援看護職の立場から、 ・性暴力とは何か ・レイプ神話 ・二次被…
精神科を受診される方の中には、性暴力被害後のトラウマを抱え、長期にわたり苦しむ方が多くいます。 性暴力の被害者や加害者を生まないためにはどうしたらいいのだろう? 一人でも性暴力に苦しむ人が減るために自分には何ができるだろう? と考えた結果、性…
「自殺」をタブー視せず向き合い、「なぜ子どもが死を選んだんだろう?」という「わからななさ」を伝えたいと思い、自殺に関する絵本を読み聞かせました。 『ぼく』 ↓ ↓ ↓ 「ぼくはしんだ じぶんでしんだ」という言葉から始まる詩は、 大人が読んでも、「ど…
私が精神科の看護師になって、精神障がいをもつ人を支援しながらずっと抱いてきた感覚があります。 それは、当事者の苦悩や傷つきを本当にはわからないという歯がゆさであり、そんな支援者の存在が彼らの回復の邪魔になることさえあるという、存在意義のなさ…
従業員の犠牲の上に成り立つ「ブラック企業」ならぬ「ブラック医療機関」で、苦しむ看護職(看護師・准看護師・助産師・保健師)は多く存在します。 常に「売り手市場」の看護師は多くを語らずして退職するため、ブラック医療機関は体質改善しないまま存在し…
自分のことすら自分で決める権利がない社会が存在します。 そんな社会にもし自分が生まれたら、どう生きるだろう?逃げるのか?生き延びるのか? 北朝鮮の帰国事業によって離散した家族のドキュメンタリーを観て、涙が止まらなかった私。 ニュースや教科書で…
胸をわし掴みにされ、離してくれないような映画と出会いました。 マイ・ブロークン・マリコ 永野芽郁 Amazon 『マイ・ブロークン・マリコ』 監督:タナダユキ 原作:平庫ワカ 偶然アマゾンプライムで流れたCMで、暴力を受けたらしき女性をめぐる物語と知り検…
私たちの暮らす日本で、女性たちの「セルフスティグマ」はいまだに根深いと思います。 「セルフスティグマ」は、自らに烙印を押すこと。スティグマを内面化すること。烙印って、昔でいう罪人や奴隷、家畜などに押された焼印が語源。 人種差別、障がい者者別…
12月22日、我が家にコロナがやってきた。 その2日前、夫が朝方咳込み始め、「おや?まさかコロナじゃないでしょうね~」「コロナだったらクリスマスも正月もなくなるよ」と疑惑の目を向ける私。 夫は次の日も咳込んでいたため、漢方薬を飲むよう差し出すと、…
山梨県笛吹市の境川地区に『藤垈(ふじぬた)の滝』という観光スポットがあります。 多くのミズバショウが人の手によって植えられており、3月下旬には『ミズバショウまつり』も行われます。 滝は、高さ1メートルで真夏でも12度という冷水。 実はここ、歴史が…