引き続き登山レポートです。
8月上旬に南アルプスは仙丈ヶ岳(3032m)に日帰り登山してきました~
あこがれの南アルプス、初の3000m超えでした。
そして、日帰りという強行突破
仙丈ヶ岳は高山植物の宝庫であり、穏やかな山容が南アルプスの女王と言われる所以。
7月の高山植物のピークは過ぎましたが、
8月は最後の花の競演が楽しめるはず
稜線に出るまでは、何とか時間を稼ぐため、スピードアップして登ります。
やっぱり高山はすごい見たこともないような景色が続きます。
しかし、ちょっと進むだけで息が切れる。ハンパない体験です・・・
おそるべし、3000m
この時ばかりは、マイデジイチが重く感じ、
ゆっくり花の写真を撮る余裕もありませんでした。
しかし、頂上付近になると、不思議と
植生が変わってきます。
丘陵や山地帯では見たこともない低身長で這性の高山植物が
増えてきました
これが本当のお花畑、というのでしょう。
高山帯なのに、花が増えてゆきます。
これはシャッターを切らずにおれません。
イワツメクサ。岩肌から茎を伸ばし、露をつけてキラキラ輝いています。
イワギキョウ。
岩肌をぬって生え、花の盛りです。
そして、コルにはミヤマダイコンソウやトウヤクリンドウ、
そしてそして、見てみたかったチングルマが群生していました
チングルマの花後です。
花からは想像できない姿ですが、
オキナグサの翁姿に似ています。
もうすこしで頂上です。
ガスっていて展望はあいにくですが、
雲のなかも幻想的です。
ようやく登頂です~
高山帯デビューの私に歩調を合わせ、登り5時間かかってしまったけど
アシストしてくれたへいさんに感謝感謝です
頂上3032mの岩肌にも、さまざまな花が。
ミヤママンネングサ
タカネツメクサ
イブキジャコウソウ
ミネウスユキソウ
登山口から出るバスの時間もあるため、
リミットセッティングあり、3時間半かけての下山です。
帰り道には、
なんと国の天然記念物ライチョウの親子が見送ってくれました
警戒心が弱いことに驚きです。
美しい南アルプスの女王に会うことのできた夏。
怪我も無く、制限時間内に日帰りできただけでも、
ほんとに恵まれたんだと思います。
いつかゆっくり花を楽しみながら山小屋に泊まって
抜群の展望を楽しめたらと願います。
天気だけは神のみぞ知る、ですね